広島県立日彰館高等学校

〒729-4211 広島県三次市吉舎町吉舎293-2
℡0824-43-3135

学校長挨拶

広島県立日彰館高等学校のホームページを御覧いただき,誠にありがとうございます。

  本校は,明治27年4月27日,館祖奥愛次郎先生によって「徳教主義」「田舎主義」「私学主義」の三大主義を掲げ創設された私学日彰館から連綿と歴史を重ね,今年124年目を迎えました。
  現在,創立120周年の年であった平成26年に策定した「グローカル人材育成プログラム120」を中核に,様々な教育活動に取組んでいます。広島大学の短期留学生を招いての国際交流行事「吉舎おもてなしプラン」は,地域の皆さんの協力も得,内容も充実してきました。また昨年は,吉舎町内の保小中高,自治振興会をはじめとする様々な団体の協力をもとに,顔出しパネルでギネス記録に認定されるなど地域活性化のための「わくわくプロジェクト」にも取組んでいます。
  また今年度は,広島県教育委員会から「高等学校課題発見・解決学習推進プロジェクト」研究開発校の指定を受け,教育内容の深化と質的向上に精力的に取組んでまいります。引き続き,皆様方の御理解と御支援をいただきますよう,お願いいたします。

平成30年4月

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広島県立日彰館高等学校長
吉田 富志雄








学校長講話

平成30年度第50回入学式 式辞

 桜ノ雨も降り止み,葉桜が萌えいづる季節となって参りました。本日,御来賓並びに保護者の皆様をお迎えして,広島県立日彰館高等学校第50回入学式を挙行できますことは,誠に大きな喜びであります。御臨席を賜りました皆様に,教職員を代表して心からお礼申し上げます。
ただいまは,80名の皆さんに本校への入学を許可いたしました。
新入生の皆さん,入学おめでとうございます。また,保護者の皆様,お子様の入学をお喜び申しあげます。教職員はもとより,これから皆さんの先輩となる在校生一同,心より皆さんの入学を歓迎いたします。
本校は明治27年(1894)に,館祖奥愛次郎先生によって創立された私学日彰館をその源泉とし,今年で創立124年を迎えます。各ホームルーム教室には,館祖の肖像画を掲げるとともに,その教育理念を現代に生かすべく,教育活動に取組んでいます。
館祖の教育理念は,「三大主義」と呼ばれます。知識の伝授のみならず人格の完成をめざす「徳教主義」,喧噪な都会よりも吉舎のような静かな田舎こそ教育の最善の環境であるとする「田舎主義」,教師と生徒,そして同窓生は一大家族として一生涯助け合うとする「私学主義」がそれです。この三大主義は,本校の校訓である「質実剛健」「衆縁和合」に引き継がれ,今日に至っています。
現在,本校では,館祖の「田舎主義」を土台に,様々な特色ある教育活動に取組んでいます。広島大学の短期留学生を招き,地域の皆さんの協力のもとで実施している国際交流行事「吉舎おもてなしプラン」,昨年度吉舎町内の保育所から高校,自治振興会などの協力のもと,顔出しパネルでギネス記録を認定していただいた地域活性化のための「わくわくプロジェクト」など,吉舎の地にある日彰館だからこそできる教育内容を創造しています。今年度からも,広島県教育委員会の研究指定をうけ,「教育活動の全領域で,生徒と教師がのめり込む~内発的・主体的な学習意欲をともなった学びの実践と評価の研究」に取組み,一歩前に出る一年にしたいと考えています。

さて,今年の大河ドラマは西郷隆盛を主人公とする「せごどん(西郷どん)」ですが,明治維新の英傑である西郷隆盛は昌平黌の儒官であった佐藤一斎の「言志四録」(げんししろく)を座右の銘として愛誦したと伝えられています。その「言志四録」の中に,次の一文があります。「少にして学べば,則ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば,則ち老いて衰えず。老いて学べば,則ち死して朽ちず。」~少年の時に学んでおけば,壮年,大人になってから役立ち,何事かを為すことができる。壮年の時に学んでおけば,老年になっても気力が衰えることはない。老年になっても学んでおけば,ますます見識も高くなり,社会に役立つこととなり,死んでからもその名は残る。という意味です。
学びは生涯にわたるものですが,人生において少壮,まさに高校時代の学びの大切さは言うまでもありません。学友とともに,勉学に,部活動に,精一杯の努力をしてもらいたいと思います。館祖の最後の言葉は,「日彰館をもっとよくしなければなりません」であったと伝えられていますが,日彰館に学ぶ者として,自らを高め,学び続ける決意をしてもらいたいと思います。

最後になりましたが,本日御臨席をいただきました保護者の皆様にお祝いとお願いを申し上げます。高いとこからではありますが,御子様の御入学誠におめでとうございます。日彰館の教職員一同,皆様の大切なお子様をしっかりお預かりし,一人一人の可能性を高めるため,全力を注ぎます。
しかし,教育は学校だけでできるものではありません。学校と家庭がしっかりと手を取り合っていくためにも,どうか本校の教育方針に御理解をいただき,御協力御支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
新入生の皆さん,いよいよ日彰館での高校生活が始まります。3年後に「日彰館で学んで良かった」と,心からそういえる日々が送られることを切に願っています。そのために,皆さんの高校生活を全力で支援することを,すべての教職員と共にここにお約束して,本日の式辞といたします。

           平成30年4月9日
                           広島県立日彰館高等学校長 吉田 富志雄



平成30年度1学期始業式 あいさつ

 改めまして,皆さんおはようございます。7名の新しい先生方を迎え,平成30年度がスタートしました。まずは,それぞれの進級おめでとうございます。始業式を迎え,心機一転の気持ちでいることと思いますが,この気持ちをいつまでも大切にしてほしいと思います。この一年は,3年生にとっては最後の高校生活,自分の将来を決める大切な一年となります。2年生にとっては高校生活で,最も実力を伸ばし発揮できる年にならなくてはなりません。この一年が,皆さんにとって悔いのない意義ある一年となるよう願っています。
さて,来週月曜日には80名の新入生が入学してきます。今一度皆さんも初心に帰り,入学当時の少しの不安と大きな希望に満ちた新鮮な気持ちを思い出してほしいと思います。
スタートに当たり,2つほど皆さんにお願いしたいと思います。1つ目は,この1年の目標をしっかり立てて,努力してほしいということです。人間は週間の動物だと言われます。習慣になると「慣れ」が生じますが,慣れには2種類あります。しんどくても頑張る,きつい勉強になれるといったいい意味での慣れであり,これは人間の進歩につながります。これに対して,「手を抜く」「横着をする」と言った有害な慣れも一方にはあります。最初は,抵抗感や罪悪感がありますが,残念ながらそれにも慣れてしまうものです。皆さんが,どちらの慣れを手に入れるかが分かれ目です。全員,今年こそはと意気込んでいると思います。何とか状況をよくしたい,向上させたいと思ったならば,自分自身が変わらなければなりません。
2つ目は,新入生のよき手本になってもらいたいということです。昨年の始業式では「当たり前のことが当たり前にできる人間に育ってほしい」と話をしましたが,「挨拶が率先してできる」「時間を守る」「服装・頭髪などの身だしなみを整える」「言葉遣い」「何事にも真剣に取組む」など,新入生のよき手本となる生活を送ってもらいたいということです。入学してくる新入生は,上級生を見本とし,目標として行動します。新入生が立派に育つかどうかは,上級生の姿勢や生活態度に大きく左右されると言っても過言ではありません。新入生は,入学後の緊張感の中で,上級生の威厳や少し大人びた雰囲気,図書室や進路資料室での真剣な勉強風景,そして部活動での到底かなわないと思わしめる技量と権威から,高校生活とはこういうものかと肌で感じながら,高校生活をスタートする。どうか新入生の立派な手本となってもらいたいと思います。

以上2点を皆さんにお願いして,挨拶とします。